SSブログ
素晴らしい曲と映像です。
新型コロナウイルスの被害からの復活と希望の願い。
支援の気持ちと彼らの長年のファンとしてRoby Facchinetti のProgetto Rinascerò, rinasceraiを応援しています。

世の中の批判的な風潮に思うこと [時事に思うこと]

自粛から緊急事態宣言を経て、やたらとネットの中が賑やかだ。
なんでもかんでも画面に向かって配信受信。
授業だろうが仕事だろうが、「おうち時間」の遊びだろうが…。
そんな中、やたらと批判的な意見が目につくので気持ちが重くなる。SNSで個人が意見をバンバン書き連ねる。
有名無名を問わず書いても、有名人のものがよく読まれ、目に留めてもらえる。
「おうち時間」のせいで画面に注目しているせいか、法案にまでストップをかけた
と話題になった。まるで国民が勝ち取ったみたいな報道のスタンス。
だが、最終的にどうなるかはまだ未定のままだし、渦中の人たちの利権の多くは
残ったままのように見える。

今また、誹謗中傷の書き込みを批判する意見がSNSを賑わせているそうだ。
どうも匿名の書き込みがいけないとか…。
ではSNSを全部本名で書けとなったら世の中どうなってしまうのか?

自粛期間中、致し方なく外に出ていて周囲の目が怖いと感じた人も多いはず。
スーパーのレジ係や宅配の人に暴言を吐く人もいた。
マスク無しの人を睨みつけ、マスクしていても咳一つで逃げるように距離をとる。
電車を止めただの車両を移動しただの、驚くようなことも起きた。

それも、同じではないだろうか?そこには匿名性があるのだ。
どこの誰ですと名乗ってからそういう行動に出る人はいない。
自分がどこの誰だかわからないと思っているから成り立つ行為。

だが、裏を返せば、内容の良し悪しに関わらず、匿名だからこそ
人は素直に感情や思いを外に出せるのだ。
名乗ってしまったら確実に忖度がある。
例えば小学生ぐらいの子どもでも、発言や態度を学校、家、友人関係、
習い事、ネットと多彩に使い分けている。
息が詰まってどこで発散するか…親にも遠慮があって、匿名性のある学校の
行き帰りの道でほっとしているのではないだろうか?
自分ですら、随分昔の子どもだったのにそんなふうだった。
今やもっと息が詰まる世の中で、心を病む人が年齢問わず後を絶たない。

良いことだって、匿名性があるからできる。
電車で席を譲ることでも、名を名乗ったらやりにくい。寄付も然り。

自分のネット発信も匿名だからできている。
当時、必死の思いで書いたヘルプ信号に気づいてくれる人はいなかったが、
最後の最後自分を保たせてくれたのは匿名性のネットのおかげ。
その内容は見方によっては単なる家族への誹謗中傷にも取れただろう。
このブログも匿名性だからこそ、今もDV夫に隠れて続けられる。
本名で書いたら、DV夫もその親兄弟も子も、自分自身の親兄弟も傷つける。

物事の善悪の境はどこまでも曖昧であり、
その曖昧さがなければ息苦しい。

大切なのは人の心。
犯罪が起きたから、道徳心が失われたからなどで法的規制という
悪人を裁くみたいなやり方は、自分は好まない。
だったら、道徳心を育てるような工夫をすればいい。
犯罪をするほど苦しい思いにさせる原因や社会の疲弊を改善すればいい。
とても困難な課題なのはわかるが、どれもこれも元は人間関係。
人が人らしく生きられるように、心を広く緩やかに。
人の善悪に注目するのではなく、その人の気持ちに注目したい。
そして、その気持ちに対して一方的に判断や批判をしないようにしたい。
自分はそういう心の深さのある人になりたい。
nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 2

久留米自習室 平

学習塾で、子供たちを教えております。

今どきの子供たちは、インプットは得意ですが、
アウトプットが苦手で、心が病んでいきます。

ドンドン発言させないと、心の病気になりますね!

なんでもいいから、発言させて行って、
国民総鬱状態から、解放されて欲しいものです。
by 久留米自習室 平 (2020-05-28 15:54) 

めのめの

平さん、コメントありがとうございます。
そうですね。本当に心が病んでいく子が多いです。
今の社会には安心して発言できる場が無い気がします。人を信用することが少ない人は話せません。発言してもその本人に害が帰って来ない場を用意したいものだなと思っています。
by めのめの (2020-06-03 15:46) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
お家時間って何?折り返し…? ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。