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素晴らしい曲と映像です。
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高齢化社会だから? [時事に思うこと]

久しぶりに画廊に足を運んだ。
ひと昔前はこの時期は美術館の企画展も力が入っていたし、
あちこちの作家から案内状が届き、あっちの美術館、こっちの画廊と
忙しく出かけて一日に2、3会場を梯子することも多かった。
思えば寂しくなったものだ。
それだけ人間関係が薄れ、仕事(社会)から遠くなったのだ。

2時間ぐらい作家と話をして(話を聴いて?)過ごした。
だんだん高齢化してくると話が長くなる。
仕事で知り合った頃はあまり話さない人だと思っていたのだが…。

会場では立ちっぱなし、行き帰り歩きっぱなしで、予定より遅く家に帰りつき、
慌ててDV夫のケア料理を用意し、子どもたちの食事も用意して…。
ほっと落ち着いて座ったのは夜10時頃。
疲れたなと思って…ああ、自分も高齢したと思い至った。
あの作家さんに仕事でご一緒したのは二十年ぐらい前だったのだから…。

当時の自分は今よりもっと未熟で、作家の作品もまだギラギラしていた。
それぞれが心を病みそうになりながら戦うように生きた年月は
随分と感性も変化させ、表面の温厚さや静けさを手に入れつつ、中には
未だ大きな葛藤と悪あがきのような表現欲求と好奇心を抱え込んでいる。

そう言えば、巷のアンケートで年齢について尋ねられる時に、
10代、20代…最後は60以上なんてまとめられてしまうのだが、
あれにはがっかりさせられる。
高齢者とまとめて一括りでいいと軽く見られてあしらわれているようだ。
60代と70代、80代、90代、それぞれに人の気持ちのありようや
生活スタイルは大きく異なる時代だというのに…。

年齢が上がったからこそ、やりたいこともある。
年齢があがったからこそ、面白いものを求めている。
これからだって、
年齢が上がるごとに多くの発見や社会や人への理解が進むだろう。
今もこれからも、
若い頃を振り返るような守りの姿勢ではなく、先を見て攻めて生きたい。
そんなふうに思った。

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