お金の感覚は人それぞれだ。しかし…

「お金が無い」を連発する上の子。
「もう、何？なんでそんなことばっかり言うんだろう？」
と言いつつ下の子は決意してiPadを買って来た。
お金の有無ではなくて、使い方の問題だろうと自分は思うが…。
上の子。大学卒業して就職せずにバイト中。
資格を取るため高額の授業料その他を払わせる専門学校へ通う。
下の子。専門学校卒業後、事務所で高額の研修費を払わされ飼い殺しにされて退所。
バイトしながら同じ業界の仕事に携わりたくて機会を狙いつつ修行中。
今はどちらも自分の夢を叶えようとして、そのためのバイト生活。
どちらも自分の勉強のためにお金がかかる。

上は大学時代にバイトで稼いだ分を交際費にほぼ全部使ってしまった。
下は計画的に使い、自分の将来と楽しみのためだけに使っている。
過去の一年の生活を比べただけで上の子が資金不足になるのは当然。
下はさすがにこっちの資金が底をつくことを慮ってお金をせびって来ることは無く、
上は関係無しに何十万もの授業料や数万の交通費をせびり始めた。
資金を出してやりながらも自己反省の無い上の子を見るとその姿が誰かと被る。

「お父さんが『どれだけ働いてもこっちには金は入らんけど』って不満そうに…」
上の「お金が無い」発言にうんざりした下の子が、
上の様子に思い出したのだろう、愚痴と共にこんなことを教えてくれた。

やっぱりな。DV夫は不満なのだ。
働いても全部取り上げられていると感じている。

だったら、まず月々約束した借金を返せ。
借金踏み倒し続けて、四年前にも今度は返すと言うから工面してやった。
それをまた踏み倒しているのに、収入が無い時でも月々同じ額の小遣いが
きちんと確保されていることに気づけない。
二人の子にどれほどの教育費がかかっているか知りもしない。
それを自分の稼ぎで賄えていると大きな勘違いを続けて云十年。
相変わらずの自己中心的不満。
DV加害者のくせに、いつも被害者気分だ。

人は本来は善良で、悪人でも変われると信じて生きて来た。
そう信じてDVも我慢したし、自分が死にかけるまで頑張った。
今だって人の変革を信じてカウンセラーの資格まで取ろうとしているのに、
これでは変わらない生きものも存在すると認めざるを得ない。
この矛盾をどうやって整理したものか…。

タグ：DV メンタルヘルス 生活