旅行代と授業料

上の娘が大学の仲間と卒業旅行へ行っている。
2月に入って間に2日ぐらいずつ休みを入れながら次々と三か所。
ゼミだのサークルだの、仲良しだのと同じ人も入っているが、
一応別々のグループらしい。
卒業したらまだ専門学校に行くそうだ。
学んでくれるのはいいし、意欲も買うが、そこに謎が一つ。


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娘の性格が大いに関係していることは承知の上だが、
今の学生はよく遠くまで旅行やレジャーにでかけるらしい。
昔の学生のように普段は旅行に行かないから卒業時にというのでは無い。
ただのイベントの一つに見受けられる。
そのためにやたらバイトをし、バイト代は全額その交際費へ投入される。

大学の高い授業料を負担するのは親で、
赤字家計につき、入学前は「バイトして返す」と言っていたのに、なしのつぶて。
その上就職活動もせず、遊び続けた挙句に専門学校へ行くと言い、
妹にばかり甘くて自分には目を向けてくれないと言ってきたのが正月。
仕方なく金策に走り、専門学校の授業料を全額渡してやる。

専門学校に行きたいなら、バイト代を溜めればいい。
交際費に費やさず、溜めればいい。
余裕で自費で専門学校に行けただろう。

彼女の考えはおそらくこうだ。
「遊びは自腹、勉強代を払うのは親の義務」
よって「定期代自分で払ってるのに！」との言になる。

いつか、彼女も気づく日が来るだろうか。
いつか、本当に出世払いとして僅かでも家計に入れる気持ちになるだろうか。

叱るのは簡単だが、それでは学びにならない。
アンテナ張って「気づき」をうながす機会を待たねば…。
ひたすら耐えて成長を見守り続けるのが親というものだ。
全く親の仕事とは疲れることばかりだ。

タグ：子育て 生き方 教育