年賀状

年賀状をどうしようかと悩む。

一時期はそれだけが唯一、知り合いの様子を知る方法だった。
家族以外との接触を断つように暮らさねばならなかった自分にとり、
堂々と家族以外の人と交流できる唯一のものだった。
だが…


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実際は、年賀状で交流が続くことは無い。
安否確認程度なのだ。

今の生活になってからも年賀状を出したが、
外に出られるようになった、
遊びに来てもらってもいい環境になったところで、
１０年２０年と疎遠になっていた誰も合おうとはしないものだ。
自分にとっては社会に縋るように書いていた年賀状も、
相手にとってはたかが年賀状だけの付き合いということだ。

今年は１２月に入っても書く気が起きない。
今も相変わらず家の外の人との交流はほとんど無く、
家族の世話だけをして家に籠る日々だ。

仕方なく、昨日、金券ショップで年賀状を買った。
書く気になれないが、赤字家計の中で買ったのだから書かねば。
年賀状って何なのだろうと思う。

タグ：ライフスタイル 年賀状 人間関係 メンタルヘルス