悩みを共に

近頃、気持ちに随分ゆとりができてきたのを感じる。
心の柔軟性が戻ったために、
以前よりもっとオープンにして人と接している気がする。
そうすると、悩める人と出会う。
それも、
誰かを自分の悩みに引き込んで重荷になるような人ではなく、
苦しむ人の傍らで苦悩する人と。

にほんブログ村
資格申請まで漕ぎつけたが、自分はまだまだ力不足だ。
そうであっても、少しだけでも人の心の重荷を軽くできるのなら、
なんとかしたいと思う。

その後あの人はどうしているだろうと、思う。

三年前、パソコンの設定に来てくれた人は離婚後で苦しんでいた。
設定をしてもらいながら話をしていた。
「救われた気がする」と言ってくれた。

長い付き合いの人もいる。
精神科の薬に依存して長い間に脳を壊してしまった人の親で、
本人共々苦しんでいる。
先日は「少し気が楽になった」と言って帰って行った。

最近であった人の一人が、メンタルのせいで外でも体調が崩れる。
でも、自分の隣が安全圏な気がするらしく、
隣に座りに来てくれるようになった。
それで体調が崩れずにいられるなら、ありがたいことだと感じる。
自分の手を「とても優しい手をしている」と言ってくれた。

他にも何人も出会ったが、過去においては助けにならなかったことのほうが多い。
今の自分だったら、もう少し役に立てたかもしれないと思う人もある。

ネットで出会う人たちの多くにも、苦悩が感じられる。
生き辛い世の中で、きっと誰もが何かを抱えて生きている。

本当は皆とゆっくりじっくり話したい。
誰だって苦しいことは早く終わらせたいのに、
遠慮がちな日本人は
相談のよう行動に踏み出す勇気がでないことも経験済みだから、
せめて僅かな出会いの機会を大切にしていきたい。

かつての自分がそうだったように、
偶然の一瞬の出会いでも救われることはあるのだから。

タグ：ストレス メンタルヘルス 生き方 人生