就活２

やりたいことがない上の娘
やりたいことがある下の娘

就活。

下の娘は誰にもまともに生きろとか、こうしろとか言われることなく、
好きなことを好きなようにやると決めて、難関な職種を選ぶ。

希望者の99％は、そうはなれないだろうと思われる。
それでも、チャレンジ。
受けた会社は30社ぐらいだろうか。
一斉に受けるので一度でもたくさん受けたことになる。
同じ学校の子で、受かるのは数人。
それも大体は同じ子ばかりに合格が来る。
世の中厳しいと思うか、それが当たり前と思うかは人それぞれ。

使える人間が欲しいのが当たり前。
使えると思ってもらってなんぼだと思う。

なぜか、かなりの高確率で合格通知が来た。

よって、地元を離れて一人暮らしをさせることになった。
会社に入っても、研修にお金もかかり、直ぐには仕事は貰えない。
まだまだ修行の身だ。
「そんな不安定な」「ただの夢を追いかけて」
そう言われそうだが、本人がやりたいなら応援すればいい。

お蔭で貯金の全てが無くなった。
もともと隣のせいで老後資金も無いその日暮らし生活だったが、
その日暮らしもままならなくなった。
財布の小銭を数えては、請求書とにらめっこの日々だ。

自分が生活できなくなっても、させてやりたい。
なぜって、自分は家だ家族だ金だと自分の全てを諦めさせられてきたから。
全て自分の不安定なバイト生活の中から頑張ったけど、
それではやっぱり定職につけないし、やりたいことなど本当にはできなかった。

同じ思いはさせたくない。
諦めろとは死んでも言いたくない。
娘たちに人生を諦めさせるようなら、親の自分は死んだ方がいい。

タグ：人生 進路 教育