ウイルスのピリピリムードはどこへ？

現実的かどうかはわからないが、一斉休校終了。
完全自粛も終了っぽい政府の発表。
ただそれだけのことで、発表前と発表後は1日しか変わらないのに
驚く事態を目にした。
いつもの大型スーパーに買い物に出た。
今は空いているからと油断して、朝一番ではなくて昼から出た。
当然、周囲の人の安心のためにマスクを着けて、環境のための
エコバッグを持って…。

目を疑った。
人でごった返していた。
確かに連休だったし、新型コロナウイルス騒ぎが無ければこんなもの。
しかし、たった一日ではないか。
まるで一晩でウイルスの危険が去ったかのような人混み。

親はマスクをつけ、子どもたちはマスク無しの家族連れ。
買い物は休日でなくてもよさそうな高齢者夫婦。
デートに勤しむ若者たち。
友達と遊びに来ている中高生。

人混みの中、子どもたちはフラフラ歩き、走り回り、
買い物に不慣れな父親たちがボンヤリ商品を眺めて通路を塞ぎ、
母親たちが井戸端会議に立ち止まる。
イートインの店舗は満席の上に待ちの列が通路にはみ出す。
通路を通るのも一苦労。レジには長蛇の列。

予定の必要最小限を買って帰って来たが、
あまりに混雑していて、いつもなら30分で終わるのに
店を出るまでに1時間半もかかってしまった。

前日までは閑散として静かで人声もしなかった街。
マスク無しで歩いていると嫌悪の眼差しを向けられた街。
たった一晩だ。
ウイルスがこれで更にまん延するかもしれないということよりも、
手のひらを返したような人々の反応に恐怖を抱いた。

こんな状況で気分が乱れてるのでカラーセラピー的に料理。
ドライトマトとプチトマトのタリアテッレで、少し気持ちと体を落ち着かせたい。

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