感情を否定しないように

原稿を出しに行った。
気分が別の方向へ行っていて別の文章を書いていたこともあり、
あまりの猛暑だったこともあり、夏の間すっかりご無沙汰していた。
周囲の理解者はだんだんご高齢になる。
そういう意味でもあまり無沙汰をしてはいけないのではあるが。


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一般向けのエッセイ的に見える原稿を書く気分ではなかったのに、
意外にも急いだ割にするりと書けた。
ずっと別の文章を書き続けていたからか、
気分がもう一段変化したからかは不明だ。

自然に近い気持ちのゆとりが少しできてきた。
この一年は自分の感情を殺さぬように気をつけてきた。
当然、表面上の我慢はする。
が、自分自身で自分の気持ちを否定しないように努力した。

そうしたら、素の自分を少しずつ思い出した。
記憶のかなたの幼い頃の素の自分。
感情的だと叱られ続けたが、
そんなに悪いわけではなく、人として劣っているとか、
否定されるような人間ではなかったのではないかと今にして気づいた。
感情を持っていることこそが人であり、
感情を殺すように矯正されたことで人でいられなくなっただけのこと。
自分を否定するのはやめたほうがいい。
自分自身が人であることが最優先。

タグ：メンタルヘルス ハラスメント 生き方