解除してもウイルスは無くならないが

39県の緊急事態宣言の解除がなされるが、静観。
世の中の人たちもできることなら静観してほしいもの。
自分は元々失業中で生活が正常に成り立っていなかくて将来など考えたら
生きていられない気分のまま生きながらえてきたから何も変わらない。
人の様子を見ていると仕事があり、生活できていた恵まれた普通の人たちが
急にそれを取り上げられて大騒ぎしているようにも見えてしまった。

ウイルスが無くなったのでも特効薬ができて使えるのでもない今の状況。
本当に生活が困窮しているのでなければ自粛は続けておくほうが
確実にやってくるであろう第二波に備えられるというもの。
コロナウイルスは変異するもの、変異するからこその脅威なのだから。

そんな中でハガキが届いた。
筆まめな大先輩が全国にたくさんいる後輩たちに折々に一筆くださる。
カウンセリングの勉強会で出会った人で、毎回美しい絵葉書に
達筆で心の籠った文が…。
若い頃は筆まめだった自分も、今となっては完全に筆不精。
ある程度の達筆だったはずも、一度人間やめてからは文字が書けない。
人間復活遂げたはずの今も、誤字脱字が甚だしく、形もおかしい。
申し訳ない感じで（向こうはそんなこと全く気にする人では無いが）
返事はいつも2週間、3週間と遅れてしまう。

今朝、腹をくくって書き出した。
絵葉書が無いし、買う金銭的余力も…と、いつも通りに
小さくなった子どものお古の色鉛筆を握った。
なんとか葉書の下の空間を絵で埋めた。
残りの空間が少しは文字が書きやすい縦のバランスになったので
ボールペンに持ち替えて汚い字を並べた。
切手を貼って、ポストまで歩く。

空は真っ青で雲一つない。
昨日のすさまじい強風が嘘のように、そよぐ風。
ウイルスも生まれた生命だから消えて無くならないの当たり前だが、
それに伴う人々の不安や恐怖は
こんな天気のようにいつかスカッと消えてなくなるといいと思った。

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