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素晴らしい曲と映像です。
新型コロナウイルスの被害からの復活と希望の願い。
支援の気持ちと彼らの長年のファンとしてRoby Facchinetti のProgetto Rinascerò, rinasceraiを応援しています。

ウイルス感染予防の影響で気づいたこと [時事に思うこと]

学校が休校になった。文化施設も閉館が相次ぐ。イベントは中止。
マスクがどうの、保存食がどうの、トイレットペーパーがどうのと
騒いでいる人も多い様子。勉強会に行ったらそこも消毒液だらけだった。
だが、不安に支配されず、少し落ち着いて頭を働かせたい。
年金の支払いが来るのにお金が足らないという下の子。
いわゆるフリーターで、不正規雇用の自給いくらのアルバイト。
しかも勤務先はイベント施設。
当然、当分仕事は無くなった。
親元で暮らしていなければ即刻生活できなくなる状態。
社会の下層の日々の不正規の仕事でギリギリに糊する人にとては
正直、ウイルスよりも今日の食と住が大問題だ。

このウイルスで知り合いの女性は仕事が凍結した。
即座に収入の見込みが無くなった。
それまでも自転車操業の一人暮らし。
生きるために仕事で世界だって渡り歩きサバイバルな生活。
今50歳前後の世代は女性の社会進出が難しかった世代の最後。
結婚しろと肩たたきがあって仕事を続けさせてもらえなかった世代。
生き抜くには仕事を転々とし、女だからと不正規にされ…やっと今
女性社会進出について共働きが普通になったとはいえ、年齢的に
もうきちんと雇ってもらえない。
年金と保険の支払いに必死で稼いだ多くを費やし、年金はまともに
戻ってこないと諦めなければならないと覚悟している。

自分はDVを我慢することで、今もある程度の我慢で生活の糧を得ている形。
住む所もあり、子どもの年金までは面倒みる余裕はないが、今日食べる物
は一応ある。ただし、DV夫の気分で生活費を絶たれれば即刻路頭に迷う。

彼女はずっと一人で生きてきた。家も無い。
日々の収入でその時々の仕事の拠点で家賃を払う生活。
仕事が絶たれれば家賃が払えず、そこには居られなくなる。
今、まさにその状況。それでも足を止めることなく、次の仕事への活動を
続けながら手探りで安宿を渡り歩いている状態。
昨日も自分の目の前で用のある先の土地の宿をネットで探して予約していた。
いつまで今の資金で食いつなげるかわからない。
とりあえず、こっちに来る時はうちに滞在するようにと伝えた。

アラフィフの女性が一人生きるのは並大抵のことでは無い。
ウイルス対応も大変なのはわかるけれど、その日暮らしの最下層の
ほのんの僅かなきっかけ、ほんの一歩で難民になり得る我々にとっては
毎日の衣食住のことのほうが切迫した問題。
それでも他者に感染を広げぬよう、お互いにマスクをして歩き
駅の改札で彼女に手を振った。
倒れる前に遠慮しないで泊りに来てくれることを祈りながら…。

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