信じてもらえる人になりたい

ずっと二つのブログを書いているが、「美味しい生活」のほうが交流が多い。
なぜかは明らかで、こちらはたまにアップするだけで内容も万人受けしないが、
料理のほうは毎日書いて誰にも共通するわかりやすいテーマだからだ。
先日のこと。
その料理ブログで知り合った人から野菜をいただいた。
全く見ず知らずの者同士。
相手を信頼できないと個人情報のやり取りはできない。
相手が自分を信じてくれたからこそ、その想いに応えたいからこそで成り立った。

人の心の温かさと、信じあえる気持ちとはなんと素晴らしいことか。

そう言えば…もう師走に入った。
今年は早々からネット上の付き合いだけなのに自分を信じてくれた人と出会った
ところから始まり、その人との出会いが自分の過剰な警戒心を緩める力になり、
日常の生身の出会いも自然な形で増えたり深まったりした。

そんなふうに信じてくれる人の存在は人を安心させ、勇気づけ、生きる力をくれる。

数年前までのDVによる軟禁生活では想像もできなかった世界に、今自分は生きている。
やっと人として、周囲が聞いたら驚くほどに素晴らしい心持ちの人たちに囲まれ、
穏やかな気持ちで生きている。

信じてもらえる人になること。

その答え自体はとても簡単なことだ。

心の自己防衛をやめて、心に正直に生きること。

ネット上でも生の生活でも、いつも自分でいること、自分らしくいることだ。
人の言いなりになるのでも、人を言いなりにしようとするのでもなく、
他者は他者、自分は自分として存在し、人を尊重しながら生きていることだ。

ただし、現実の社会環境の中で、その実行はとても困難だ。

でも、今は、そうやって生きていきたいものだと思っている。

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